双子座（ふたご座）の神話

ギリシャ神話で双子座の由来となっているカストルとポルックスの二人の息子は、大神ゼウスがスパルタ王子テュンダレオスの妻レダに思いを寄せ、産ませた子供だといわれています。ゼウス神とレダの間に生まれた、この二人の子供は能力にとても長けており、それぞれ乗馬とボクシングの名手となったそうで、戦場で大活躍するようになりました。成長した2人の息子は、他の英雄達と一緒に黄金の羊皮を求める旅にも出て武勇伝でその名声を高めたといわれています。

この2人の子供カストルとポルックスは、外見は互いに良く似ていたそうです。これが双子座と呼ばれるようになった名前の由来だと考えられます。外見がよく似ていた二人でしたが、決定的に違う点がありました。

それは・・・母親こそ同じレダであったのですが、父親が違っていたということでした。

弟のポルックスの父はゼウス神です。ゼウス神を父親とするポルックスは不死身でした。しかし、兄のカストルの父親は人間であるテュンダレオス。父親が人間である兄のカストルは普通の人間で、不死身ではなかったのです。

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タグ：ふたご座 神話

美しいおうし座M1惑星状星雲は星の爆発残骸だった

おうし座の方向には「M1」と名付けられた惑星状星雲があります。望遠鏡で見ると蟹の形に似た形状をしているため「かに星雲」とも呼ばれています。ネット上で公開されている画像を見るととても美しい星雲に見えるのですが、実はこれは1054年前に起きた超新星爆発の残骸なのだそうです。

古い中国の史書の記録によると「かに星雲」と呼ばれている超新星が出現した時、23日間の間夜空に輝き続けて、昼までも肉眼でその星雲が見えるほど明るかったとのことでした。その輝きはさらに約2年間、夜間でも肉眼で見えていたそうです。

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タグ：かに座星雲 おうし座M1 星雲

プレアデス星団に関する神話がある「おうし座」

ギリシア神話に登場する巨人アトラスとニンフ（精霊）の間に生まれたのがプレイアデス（プレアデス）です。プレアデスは神話の中で姉妹7人にたとえられています。ある時、7人姉妹のプレイアデス達が楽しく遊んでいたところに巨人オリオンが突然現れます。突然姿を現したオリオンを見て驚いたプレイアデス7姉妹は慌てて、その場から逃げるのですが、巨人オリオンはその美しい7姉妹に魅了されてしまうのです。そして、魅了されたオリオンは、なんと7姉妹を追いかけるのです。しかも、それが5年間も続いたと言われています。

オリオン・・・もはや、ストーカーの域に達していますね。こわいｗ

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タグ：プレイアデス おうし座 オリオン

牡牛座（おうし座）の神話

おうし座の牡牛は、ゼウス神がエウロペを誘惑した時に変身した姿だと言われています。ゼウス神は、オリンポス12神をはじめとする神々の王。ギリシア神話の主神とされ、全宇宙、天候（特に雷）、社会秩序を司る天空神とも言われています。

大神と言われるゼウス神ですが、恋多き神とでもいえるエピソードの神話がたくさんあります。おうし座の神話もそんなゼウス神の恋が発端になっています。おうし座の神話は、ゼウス神が海辺で美しい娘を見染めるところから始まります。それは、現在のシリア、レバノン村近郊の王の娘エウロペが海辺で遊んでいた時のことでした。美しい娘エウロペを一目見て、ゼウス神が一目惚れするのです。

ゼウス神は、彼女に近づくために白く美しい牡牛に姿を変えて、彼女に近付いたのです。エウロペの側に近付いたゼウス神が姿を変えた白い牡牛はエウロペの側に来て、うずくまったのです。突然表れた美しい白い牡牛に、エウロペは好奇心が湧き、牡牛に近づき背に乗ってしまうのです。

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