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美しいおうし座M1惑星状星雲は星の爆発残骸だった [天体と神話]

おうし座の方向には「M1」と名付けられた惑星状星雲があります。望遠鏡で見ると蟹の形に似た形状をしているため「かに星雲」とも呼ばれています。ネット上で公開されている画像を見るととても美しい星雲に見えるのですが、実はこれは1054年前に起きた超新星爆発の残骸なのだそうです。

古い中国の史書の記録によると「かに星雲」と呼ばれている超新星が出現した時、23日間の間夜空に輝き続けて、昼までも肉眼でその星雲が見えるほど明るかったとのことでした。その輝きはさらに約2年間、夜間でも肉眼で見えていたそうです。

そういう話を後から知っても超新星爆発がいかに威力が凄いものだったかのかということが分かりますよね。私達が今まで見たこともない、経験したことすらない想像を絶する宇宙での爆発だったのでしょう。遥か彼方の遠く離れた宇宙のどこかの空間で1つの星が爆発した。ある星の爆発が、遠く遠く離れた私達が住む地球で確認できるなんて。爆発で生じた光は私達の肉眼まで届くなんて、凄いことですよね。しかも、2年間も肉眼で確認できたなんて・・・遠くから眺めるだけの「かに星雲」。

私達はその星雲の美しさだけを見てしまいがちですが、その裏に想像を絶するエピソード。その星に住んでいた人はいたのでしょうか?何故、爆発してしまったのでしょう・・・星というひとつの生命体が消滅したその事実を、時空を超えて、私達の目に映るというのも不思議なものです。
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